瓶ビールの役割

昨夜、仕事が終わってからTVを観てそれから本屋さんへ行ってきました。
まぁ本屋に併設されている中古ゲーム屋さんが目的なんですけどねw
はい。久し振りにDSのソフトを購入して来ました♪
以前から欲しいなぁ… もう一度プレイしてみたいなぁって思っていたソフト。
それはドラゴンクエスト4ですwww

ちょうど昨日はDS版DQ5の発売日なんですよね。
なのに、俺はそれを購入せず、DQ4を購入www
はい。作戦ですwww(*^。^*)

DQ5が出ればDQ4は中古で安くなるだろう!!って。
それまで頑張って待つことにしよう!!ってww
ワンピースのWii専用ゲームソフトが出たら話は別ですけども
所詮ゲームですから。定価で買う必要はありません。
約半年?待ったわけでございますwww
その待ったかいあってか、低下の半額で購入することが出来ました。
やっぱRPGは1度クリアすると終わりだからさ。
半額で購入しないとね〜〜www

んで購入後、父親が経営する店が近くにあるのでちょっと寄ってみることに。
AM0時手前だからもうそろそろ帰宅する時間だろうから、
もしかすると一緒に帰れるかもって思ってさ。

俺、父親って苦手です。
たぶん、多くの人は父親が苦手だと思うんです。
そんな俺が何を思ったのか、何を血迷ったのか、ついでに父親と一緒に帰るかって・・・。
珍しいこともあるもんだって自分で思ったんだけど、
店にいくとちょうど父の帰り支度が終わって店を出るところでした。
タイミング良いね〜〜ww って思いながら一緒に帰ろうか?って言ってみると
普段笑わない人が少し笑って嬉しそうな顔をしていました。
その顔を見て思い出した 『言葉』 がありました。
それは実家に戻ってきた頃、母親に言われた言葉。

「父の店によく来るお客さんでね
 父と息子の2人で来て、酒を飲み交わしていく人が居るんだって。
 その人たちを見るたびにいつも思うのが『Shinichiと俺も酒を飲み交わしたい』って。
 その親子にも聞かれることがあるんだって。
 【息子さんと飲みには行かないのか?】って。
 父ね、それに『お互い遅くまで仕事していると行く時間がなくてね。』っていつも言ってるの。
 いつか、2人で飲みに行けたら、行ってあげてね」

実家に戻ってきて父と飲みに行ったのは1回。
この言葉を聞いた1週間後くらいだったかな。
酒を飲むと言う事がコロコロ変わる酒乱な父親。
それが嫌で絶対に行くものか!って思っていたけど、
母の顔が忘れられなくてしょうがなく行ったって感じ。

あれから5年くらいたったのかな。
父の嬉しそうな顔を見たら、自然と「飯、食った??」って口走っていた。
喰ったと言う父親は、それでも『俺の馴染みの中華屋に行くか!』と俺を誘ってきた。
いいよ(*^_^*) と言うのにためらいは無かった。

連れて行ってもらったお店は親子経営のカウンターしかない薄汚い中華屋さん。
嬉しそうに中華屋の店主夫婦と話をする父。
俺を紹介する顔も、今まで見たことのない笑顔だった。
先々月末で還暦を迎えた父。

中華屋のメニューを見ると生ビールが440円で、瓶ビールが550円。
父は迷わず『瓶ビール』を注文した。
普通だったら生を頼むところだろう。
でも、注文したのは、瓶ビール。

運ばれてきたのは大瓶ビールとコップ2つ。

俺は父親にコップを渡し、そのコップにビールを注ぎ入れた。
父も俺が握るコップにビールを注ぎいれる。
注ぐときに 「1口だけで良いからな」 と優しい声で言ってくれた。


ふと思い出す。キリンビールのCM。
父と息子のあのCM。


そっか。
瓶ビールって、心遣いが出きる飲み物なんだ。。。


生ビールじゃ、ピッチャーを頼まない限りこうはいかないよね。
1本のビールを分け合い、話をするタイミングを作るもの。
注ぎあう優しさを、作るもの。
瓶ビールは、飲みあう人の距離を縮める。

俺と父の会話はあまりない。
なのに終始嬉しそうに店主たちと話をする父親。
こんな優しい父の笑顔を観たこと、無い。

会計をするとき、父親が財布を取り出したが
「今日は俺が払うよ(*^_^*)」といってそれを止めた。
父は更に笑って 「じゃ、奢ってもらおうかな」 と言っていた。



家に帰り、母に言われた一言。
「ありがとう」


父は20歳の時に父親を癌で亡くした。
ようは俺の父方の祖父は、俺が生まれる前に他界していた。
父は高校卒業後、東京へ小僧(紳士服洋裁の住み込み修行)へ出ていた。
実家に帰ってくるのは正月だけという厳しい職場。
その仕事を辞めて戻ってきたのは祖父が癌で倒れ入院したからと言う理由。
そして入院後数ヶ月で祖父は他界した。

 俺の父は、祖父と酒を酌み交わしたことが無い

以前母から聞いた話だが、男の俺が生まれた時
「こいつが20歳になったら男2人で酒を飲むんだ!」って。
それは自分が20歳で出来なかったことを俺としたいという父の夢。
だけど俺はずっと父親から逃げていて
それが叶ったかのようになったのは俺が25歳でしぶしぶ行った居酒屋だった。
話は弾むことなく、母親が後で合流し、結局は3人で飲むことになった。
初めての飲みは、父の望むものではなかった。

それが昨夜、本当の意味で叶った。
30年越しの夢が叶った瞬間。
だから、あんなに笑っていたのかもしれない。




 瓶ビールは
 俺と父の距離を、縮めてくれた飲み物。

 
コメント

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感動した

涙が出そうになりましたよ。自分は、そこまで出来ていないから・・・

No title

そう言えば、ウチの親父も昔そんなこと言ってたのを思い出しました。
「一緒に酒の飲むのが夢だって」
でもねぇ。親父がキライだったんですよ。
酒飲んだら人が変わるんです。あと口うるさいところがイヤで、避けてましたね。
そんな親父も亡くなったので、もう一緒に酒飲むことはできませんがね。
Shinichiさん、いまのうちに親孝行してあげてくださいね。

No title

なんか読んでて心温まりました^^

僕も、なんか父親って存在は母親にくらべて遠くて、二人きりになるとなにを話せばいいかわからないってときがあります。。小さいときはよく一緒に遊びにつれていったりしてもらってましたけどね。
思えば僕ももぅ二十歳になって、父と酒を交わせる年になったんやなぁと思いました。でも父親ゆずりで酒にめちゃ弱いんで二人でのみ行くことはなさそうですが・・wもうちょっと大人になれたらでいいからお父さんと向き合って話をしてみたいです。。

No title

うぅっ・・・感動しましたッ!!

父親かぁ・・・苦手だっていう人結構いますよね。。
俺は、父親に普通に抱きついたりします(笑)実家から週一でスカイプ電話かかってきますし、苦手意識無いんですよね;;
でも父と二人で酒は色んな意味で楽しそう・・・w
俺、「尊敬する人は?」って聞かれたら、「父上!」って答えるくらい、父上のコトめっちゃ尊敬してるんです。
だから俺が20歳になって、もっと精神的に成長出来たら、父と一緒に飲ませてもらいたいですね。

Shinichiさんの『親孝行』、見ていたコチラも心温まりました^^

○さんへ

これからも幸せでいます(*^_^*)v

えろっちさんへ

多分、今まで俺の中でいろんなことがあったから、
こういうことが出来たんだと思います。
えろっちさんも、これから出来るのであれば… ですよね!

じんさんへ

正直、親孝行って一体何が親孝行なのか判りません。
一緒に酒を飲むのが親孝行なのか、結婚をして子供を作るのが親孝行なのか。
今まで自分に起きてきた事があるからこそ、こういうことも出来るようになったんだと思います。
じんさんのお父様とは、仏前でお酒を飲み交わしてみてはいかがでしょうか?
そして今から出来るお母様への親孝行も…

蓮さんへ

蓮さんにそういう気持ちがあれば何時でも向き合って話が出来ると思いますよ(*^。^*)
俺ももっと早くにそういう気持ちになっていればって思います。
まぁ父親と二人きりになって何を話すって訳でもないんだけど、はっきり言って
会話、何も無かったけど、それでもいいかなって思うのですw
一緒に居るだけで、それでいい!!
蓮さんも是非(ノ><)ノ

リトさんへ

普段から父親に抱きつくリトさん。そっちの方が心温まる光景ですよ!
苦手意識が無いっていいことです。尊敬できる人が即答で「父上!」といえるのは
本当に素敵なことだと思います。
20歳になったらぜひとも父上様と酒を飲み交わしてみてください!
楽しいと思いますよ(*^。^*)
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